こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回は世界でトップの時価総額を誇る「アップル」の銘柄研究をしました。
投資の神様ウォーレン・バフェットが率いる「バークシャー・ハサウェイ」の保有銘柄の約半分を占めるアップルですが、今後の投資先としての魅力がどうであるかを分析していこうと思います。
・EV(電気自動車)参入
・好調な業績
また他の記事ではGAFAMを比較・分析しています。そちらも合わせて読んでみてください。
アップルへの投資を検討している方や気になる方は、ぜひ最後までご覧ください!
新品価格 |
もくじ
アップルってどんな会社?
本社 | アメリカ・カリフォルニア州 |
設立 | 1977年 |
上場 | 1980年12月 |
上場区分 | NasdaqGS |
業種 | ハードウェア・情報機器 |
予想配当利回り | 0.67% |
配当性向 | 22% |
時価総額 | 2.27兆ドル(2021年2月14日現在) |
アップルは言わずと知れた世界的ブランド企業です。iPhoneやiPad、MacBookなどのデジタルデバイスだけでなく、音楽のサブスクリプションサービスApple Musicや決済サービスのApple Payなど様々なサービスを提供しています。
株価の上昇が続いているため配当利回りは高くないですが、配当金が復活した2012年からずっと増配を続けています。さらに配当性向も20%前後と高くなく、余力を残しています。
企業としての成長が期待できるので値上がりも享受しつつ、配当も増えていく期待が持てる銘柄ということで魅力的な投資先だと思います。
アップルの投資先魅力は?
サービス企業への転換
アップルはデジタル機器の新しい市場を開拓してきました。まだMDウォークマンなどが主流だった中で発表された初代iPodは、当時の話を聞く限り驚くようなものだったようです。
その後もiPhoneやiPadなどの商品開発を進め、世界中のユーザーに革新的な体験を提供し続けてきました。
しかし製品を得ることで拡大してきたアップルはサービス企業への転換を図っています。
というのもアップルは主力iPhoneへの依存状態を脱却したいのです。5Gなどの影響でまだスマートフォン市場の拡大余地は残されているものの、基本的にはスマホ市場は成熟期に入っています。
後発企業の参入によって価格競争が起こり、比較的安価でもスマホを購入できるようになっていますし、iPhoneに依存しないビジネスへの転換は重要な課題になっています。
これまではApple Musicは月額980円で利用できていましたが、それにプラス120円払うだけでテレビやゲームなどもできるようになるサービスを2020年秋に開始しました。
こうしたサービス企業への転換で安定した収益基盤を築きながら、アップル本来の強みと言える商品開発を進めていくことでバランスの良い収益をあげていくことになると予想されます。
EVへの参入
2020年末頃からアップルが自動車産業に参入するという報道が海外メディアなどで報じられました。テスラが先行するEV(電気自動車)への参入が期待されています。
このEV参入のインパクトはかなり大きいと予測されます。
ハイブリッド車や電気自動車を含めたxEV(次世代自動車)の世界市場は2019年時点で682万1000台とされています。そこから2030年までには2030万台まで拡大していくことが予測されています。
そしてその次世代自動車の中でも特に拡大が著しいのがEVです。そうしたEV自動車の市場への参入が本格化すれば、これまでのスマホ市場の拡大期以上の利益を生み出す可能性も考えられます。
さらにアップルがEV市場に参加するインパクトに関してより分かりやすい記事がありましたのでこちらをご覧ください。 記事はこちら
好調な業績
アップルの業績は順調に推移してきています。
また2021年第1四半期の決算が発表されていますが、5G対応スマートフォン「iPhone12」が牽引し、売上高は四半期ベースで初の1000億ドルを突破しました。
好調な業績と新たな事業領域への参入なども相まって今後企業として更なる成長を続けていくのではと考えられます。
アップルの株価は?
アップルの株価の過去5年間のチャートは以下のようになっています。
しっかりとした上昇トレンドを描いていることが分かります。
時価総額世界トップである上に、このような株価の上昇を見てしまうと「今から投資しても遅いんじゃ?」と考えていまいがちですが、これまで世界中の投資家がそう言いながら投資を続けています。
投資家から2兆ドルを超えるお金を集められる魅力と実力を兼ね備え、さらなる事業展開により新たなサービスを展開していくことを考えれば、まだまだ魅力的だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は世界トップの時価総額を誇る企業「アップル」について銘柄研究をしていきました。
・サービス企業への転換
・EVへの参入
・好調な業績
などを踏まえると、今から投資してもまったく問題ない魅力的な投資先だと思います。
今後もアップルの動向からは目を離すことなく注目していこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。