こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回の記事は、日本株「オプティム」の銘柄研究です。オプティムは業績が良く、さらにデジタル化の波に乗っていける企業だと思います。
ということで早速見ていきましょう!
もくじ
オプティムってどんな会社?
オプティムは2000年に創業されたベンチャー企業です。
「ネットを空気にする」というコンセプトを掲げ、スマートフォンなどのデジタル端末の一括管理のサービスをクラウドで提供しています。遠隔サポートも展開しており、スマート農業や遠隔医療、オンライン教育など多角的な技術開発を行っています。AIやIoTなどの分野にも積極的に投資をしており、コロナ禍で急速に進んだデジタル化の波に乗っていける企業です。
さらに特許の取得も積極的に行なっており、保有している特許は豊富です。
時価総額1589.35億円(2020年12月21日時点)ということでまだまだ今後に期待できる銘柄だと思います。
投資先としての魅力
デジタル化の追い風
オプティムはデジタル化の波に乗れる事業展開をしています。「遠隔医療」と「オンライン教育」という今回のコロナで話題になった2つの大きなテーマを展開している企業です。
遠隔医療
オプティムはMRTと共同で遠隔医療の「ポケットドクター」というサービスを提供しています。スマホ・タブレットを用いた遠隔医療サービスとしては国内で初めて提供しました。
またシスメックスと共同で遠隔診療や予防医療を支援するネットワークサービスの開発も行なっております。
今後遠隔医療の分野は5Gサービスの普及により後押しされていくと期待できます。予約から診療、会計に加えて自宅まで薬が配達されるサービスが普及すれば、自宅から出る事が困難な高齢者も少しハードルが下がるため追い風になります。どちらにしても長期的には大きくなっていく市場なのでオプティムはその恩恵を受けられると思います。
オンライン教育
オンライン教育の分野においては「Optimal Biz」というサービスを提供しています。もし学校でタブレットを用いた教育を行いたいと思った際に、タブレットの初期設定やアプリのインストールなどを一括で学校側が管理できるのが「Optimal Biz」の強みです。
授業の開始時間に合わせて使えるアプリを指定したり、放課後になったら制限を解除できる機能などがあります。
文部科学省は「GIGAスクール構想」という児童ひとりにつき一台のデジタル端末を整備する施策を進めています。こちらもコロナにより必要性が増し、文科省は前倒しで推進しており、オプティムはその波に乗っていける企業だと思います。
「国策に売りなし」という投資の格言がありますが、まさに政策に関連するテーマです。投資先として魅力を受けられる銘柄になると思います。
好業績
オプティムの業績は右肩上がりに上昇してきています。
コロナ禍に関係なく、というかむしろ追い風にして売上を順調に伸ばしており、約5年で3倍近い売上高になっています。
PERが200倍前後、PBRが50倍前後という事で株価に割安感はありませんが、すでに述べた今後の成長期待を考えれば、水準は追いついてくると思います。
財務状況の安定性
オプティムの強みは財務の健全性も挙げられると思います。
70%を超えると理想的な企業であると言われる自己資本比率は71.9%となっており、非常に安心できる数字を出しています。
また有利子負債が0ということで、無借金で成長を続けているのがこのオプティムです。AI分野やIoT分野への積極投資をしているにもかかわらず、大幅な増益によって財務状況が安定しているため、比較的安心して成長を享受できるという魅力があると思います。
今後投資するなら…
小型の成長株ということで値動きが軽い銘柄になっています。なので短期的な取引で利益を取りに行くこともできるとは思いますが、やはり私は長期投資をしていく銘柄かなと思っています。
テーマの強さに裏打ちされた好業績。高い自己資本比率で無借金という財務の健全性。これらの恩恵を享受するには短期間では利益を取れないと思います。
配当が出る銘柄ではありませんが、強い成長期待を持てる銘柄です。長い目線で保有したいなと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事ではオプティムについて魅力をみていきました。コロナ禍での成長ももちろんありますが、関係なしにデジタル化需要を追い風に成長していける企業だと思います。右肩上がりの業績は今後も期待できると思います。
また、財務状況もしっかりしており、投資先として魅力的だと思います。
今後もチェックしておきたいなぁと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。