こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
睡眠に関する市場というのが今後注目を浴びる市場になっています。睡眠をマネジメントするサービスというのがこれからの注目市場になると言われています。
今回の記事ではその睡眠について考えていこうと思います。
もくじ
日本人は睡眠不足?
すでに述べた睡眠をマネジメントするサービスは日本で非常に伸びる可能性がある市場となりそうです。というのも日本人の睡眠不足はとても深刻な問題を帯びているからです。
非営利研究団体のRANDEUROPEが算出した日本人の睡眠不足による経済損失はGDPの3.3%になるそうです。この数字は16.9兆円に及び、睡眠のマネジメント市場の大きさがわかる数字になっています。
最近「睡眠負債」という言葉もよく聞かれるようになりました。毎日睡眠不足が少しずつ積み重なっていくことで知らず知らずのうちに、睡眠の借金を背負っていることになります。
この負債が積み重なり続けると、うつ病の原因になったり、がんや認知症につながることがあると言われています。
睡眠不足を改善する必要性
睡眠不足は身体に大きな影響を及ぼし体調を崩すことがあるだけでなく、仕事に行っても集中力が続かず仕事が捗らないということになります。
そうすると、すでに述べた16兆円を超える経済損失につながってしまうということになります。
少子高齢化による労働力不足、新型コロナウイルスの影響による不景気により、日本企業は生産性の向上を必要としています。そんな中で労働者の業務生産性を高めることは必須になります。
さらに睡眠の質を改善することにより、あらゆる病気を防ぐことにも繋がります。病気の予防は当事者にとっても重要な問題ですが、国全体としても大きな課題です。
というのも超高齢社会が目前に迫る日本にとって、医療費の問題は無視できません。この医療費を削減するのは国にとって最重要課題とまで言えるかもしれません。
睡眠の質改善はこうしたあらゆる問題の解決に一役買うのではないかと考えられます。
睡眠をマネジメントする
睡眠は時間を多く取ればいいというものでもないでしょう。いわゆる質の高い睡眠を取るためのツールはどんどん出てきています。
例えばスマートフォンアプリで寝言などを録音し睡眠を分析したり、睡眠の深いタイミングでアラームを鳴らすことですっきりとした目覚めができるものも出てきています。
YouTubeには睡眠導入BGMの動画などが溢れており、私は何度かお世話になっています。
さらにApple Watchの機能で睡眠時を含めたあらゆる場面の体温や呼吸などを計測することで健康状態を分析できるものも存在します。
また「Active Sleep BED」という寝具を使えば、寝ている間に自動的にベッドの角度が動き、心地よい眠りとすっきりした目覚めを提供してくれます。
睡眠に関するテクノロジーも日々進化しており、私たちの睡眠の質をサッポートしてくれるようになっています。
昼寝も重要
昼に仮眠を取るのも重要だと言われています。働き方改革の一環で昼寝を導入する企業も少しずつ出てきています。業務効率の向上だけでなく心と体の健康にもつながるとされています。
GoogleやAppleなどの企業では昼寝を推奨しています。さらに昼寝を目的とした椅子が開発されたり、空港やオフィスの近くに「睡眠カフェ」も誕生しており、徐々に昼寝の重要性が浸透してきていると言えるでしょう。
ただどうしても「昼寝=サボり」という感覚が抜けないのが最大の課題になると思います。また「サボり」と「休息としての昼寝」が周囲から見て区別がつかないという問題点があるので仕組みに工夫が必要だとは考えられます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
睡眠時間を削って仕事をしたり、自己研鑽に励むことが良しとされる考え方もありますが、やはり適切な睡眠は必要です。
そして質の高い睡眠を追求するテクノロジー分野が成熟してくることで、私たちの健康状態も改善され、経済損失も防ぐことに繋がります。
そのために必要なのは我々個人がきちんと睡眠について正しい認識をして、ひとりひとりが質の高い睡眠を取ることが大切になると考えられます。
人生で大きな割合を占める睡眠についてしっかり勉強していこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。またお願いします。