こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回は圧倒的成長の巨大IT企業「マイクロソフト」の銘柄研究をしました。
・マイクロソフトへの投資を考えているけど今後投資対象としての魅力はどうなの?
・今後の株価の見通しを知りたい
という方に向けて記事を書いています。
・強み:クラウド事業の成長性・高い営業利益率
・マイクロソフトの配当
・マイクロソフトの株価は?
また他の記事ではGAFAMを比較・分析しています。そちらも合わせて読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう!
もくじ
マイクロソフトってどんな会社?
本社 | アメリカ・ワシントン州 |
設立 | 1975年 |
上場 | 1986年3月 |
上場区分 | NasdaqGS |
業種 | ソフトウェア・サービス |
予想配当利回り | 0.93% |
時価総額 | 1.84兆ドル(2021年2月17日現在) |
マイクロソフトはビル・ゲイツが1975年に創業した企業です。PC用のOSであるWindowsや業務用ソフトのOfficeで世界首位を誇っています。
WordやExcel、PowerPointなどの業務用ソフトは世界中で利用されており、今や仕事に欠かせないものになっています。
クラウドサービスのAzureなども大きな需要があり、成長ドライバーになっています。私たちの生活にインパクトを与えるサービスを次々に提供し、まだまだ拡大を続けている企業です。
マイクロソフトの強み
マイクロソフトの強みをこの記事では以下の3点に絞ってみていきます。
・WindowsやOfficeなどによる安定した収益
・クラウドサービス「Azure」の急速な拡大
・高い営業利益率と順調に推移する売上高
それでは一つずつ見ていきましょう。
安定した収益
マイクロソフトのサービスで私たちが実感しやすいのは、やはりWindowsやOfficeなどのサービスだと思います。
2021年第2四半期(10〜12月)の決算発表を見ると、Windowsなどのハードウェアの部門であるMore Personal Computing部門の売上高は151億2000万ドルで前期比14%増になっています。
このWindowsの売り上げが伸びると、Office 365やMicrosoft 365などのサブスクリプションでの売り上げが増加します。
実際2021年第2四半期の決算では、Office 365の売上高は21%増、Microsoft 365のサブスクリプション数は28%増の4750万人だった。
世界中のパソコンのほとんどがアップルかマイクロソフトで占有しており、そこから得られる安定的な収益が基盤になっているのが特徴の一つです。
クラウドサービスの急成長
クラウドサービスのAzureは急速に拡大してきてます。クラウドサービスの最大手はアマゾンのAWSですが、その差は確実に縮まってきています。
先発組としてアマゾンが先にシェアを獲得しており、マイクロソフトは後を追いかける形で遅れをとっていた分野ですが、WindowsやOfficeの販売経験で培った経験から確実にシェアを奪ってきています。
数年後にはアマゾンのAWSとマイクロソフトのAzureは並ぶと考えている人もいるようです。クラウド市場の成長性を見てみましょう。2020年のクラウドコンピューティングの世界市場規模は推定3714億ドルです。そこから2025年には8321億ドルまで拡大を予想されており、今後も更なる拡大が見込まれている市場です。
こうした成長市場のなかで、急速にシェアを伸ばしてきたマイクロソフトは投資先としての魅力があると言えると思います。
高い営業利益率と順調に推移する売上高
マイクロソフトの強みはその業績に表れています。下のグラフは過去5年間の売上高と営業利益率の推移となっています。
マイクロソフトは順調に売上高を伸ばしています。20年6月期の売上高は1430億ドルで前年比プラス13.6%の成長を見せています。
さらに営業利益率は少しずつ良くなっていき、30%前後だったものがいまや40%に近い水準まで伸びてきています。
業績を踏まえてもマイクロソフトは非常に安定した成長を遂げていることが分かります。
マイクロソフトの配当は?
マイクロソフトは19年連続で増配を続けています。
配当利回りは0.93%と高くありませんが、成長企業として株価も大きく上昇していることが影響しています。
順調に配当を増やしてきており配当目当ての投資対象としても魅力的な企業です。
マイクロソフトの株価は?
マイクロソフトの株価は過去5年以下のようになっています。
株価も順調に右肩上がりで推移しており、しっかりと上昇トレンドを描いています。会社の成長とともに株価も伸びてきています。
すでに述べた通り今後のマイクロソフトにも成長期待が持てます。株価もこれから伸びていくことに期待して良いのではないかなと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はマイクロソフトの銘柄分析していきました。
・クラウドサービスが成長ドライバーとして拡大
・19年連続増配で長期保有で配当の恩恵を受けられる
・株価の上昇も期待できる
個人的には非常に魅力的な企業であり、ポートフォリオに組み込んでおきたい銘柄です。今後長期に渡って投資対象として魅力が尽きないと考えていますが、注意深く動向をみていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。