【米国株】テンバガー候補の5銘柄を比較・分析【徹底比較】

こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。

今回は夢のテンバガー銘柄について考察しました。

テンバガーを達成できる銘柄の多くは、業績の上方修正を繰り返している企業です。そこで好調な業績を出し続けているテンバガー候補を私なりにピックアップしました。そして3つのチェック項目を用意し、銘柄を一つ一つチェックしていきます。

そのテンバガー候補銘柄は「ズームビデオ」「クラウドストライク」「ドキュサイン」「オクタ」「ズームインフォ」の5銘柄です。

チェック項目は以下の点に絞ります。

テンバガー候補のチェック項目
・テーマの拡大
・時価総額
・上昇トレンド
テーマの拡大時価総額上昇トレンド
ズーム
クラウドストライク
ドキュサイン
オクタ
ズームインフォ

ということでひとつずつ見ていきましょう!

また各企業を分析した記事も書いていますので、よろしければそちらを先に読んでみてください。

ズームの記事はこちら

クラウドストライクの記事はこちら

ドキュサインの記事はこちら

オクタの記事はこちら

ズームインフォの記事はこちら

また巨大テクノロジー企業群「GAFAM」を比較・分析した記事も書いています。興味がある方はぜひそちらも合わせて読んでみてください

GAFAM比較の記事はこちら

そもそもテンバガーとは?

まずテンバガーとは何かを確認していきます。

野村證券のサイトを引用すると以下のような説明をされています。

株価が10倍になった銘柄、なりそうな銘柄のこと。野球用語でバガーは塁打を意味し、一試合で10塁打(テンバガー)を記録するくらいの勢いで株価が急騰し、10倍まで跳ね上がる銘柄をテンバガーと呼ぶ。

引用元:野村證券 証券用語解説集 https://www.nomura.co.jp/terms/japan/te/A02923.html

つまりテンバガーとは、一定期間内に株価が10倍以上に跳ね上がるような銘柄のことです。

野球に詳しい読者の方はお分かりかと思いますが、野球に10塁打は存在しません

つまりテンバガー達成というのはそれだけ難しく、常識的ではないということになります。

テンバガー候補を徹底比較!

テーマの拡大

ズーム:◎ クラウドストライク:○ ドキュサイン:◎ オクタ:◎ ズームインフォ:◎

テンバガーは長い期間かけて達成されていくものです。その期間に業界自体が縮小していては株価の上昇も達成しにくいです。私は今後拡大していく分野で製品・サービスを提供している企業にテンバガーのチャンスがあると考えています。

ということでこの記事では各企業の市場規模の予測を確認し、テーマが拡大していくかどうかをチェックしていきたいと思います。

ズームビデオ

まずはズームビデオですが、web会議を中心に提供している企業です。
国内のweb会議市場の成長性予測について株式会社アイ・ティ・アールが発表しています。web会議市場の2019年度の売上は111億4,000万円前年度比22.8%の高成長をしており、テレワーク関連の普及により、2023年度には市場規模が3倍になるという予測が出ております。

国内市場の拡大はもちろんのこと、世界的にもテレワークの普及は進んでいくと思います。web会議もテレワークの需要に伴って拡大していくと考えられます。

クラウドストライク

クラウドストライクはサイバーセキュリティ銘柄の筆頭格です。
サイバーセキュリティ関連の市場規模は世界で見ると2019年時点で1494億6000万ドルになっています。それが2023年には2082億8000万ドルまで成長していく見込みになっています。

サイバーセキュリティは端的に言うと「イタチごっこ」です。新たなセキュリティシステムを開発しても、それを突破するサイバーテロが生まれます。そのサイバーテロに対応するセキュリティシステムを開発しても、また突破する手口を編み出してくるというループです。
そのループが続く限り市場全体として拡大していくと考えています。

ドキュサイン

ドキュサインは電子署名のサービスを提供しています。
電子署名市場は世界規模で、2019年に約21億ドルと言われており、2020年から2027年の期間中に年平均31.0%以上の成長率で成長すると予測されています。

すでにアメリカの不動産業界では電子署名をすることを「ドキュサインする」という動詞のようになっているという話もあります。電子署名の大手としての拡大が今後にも期待できる銘柄になっています。

オクタ

オクタはクラウドサービスのID管理を一括で行う企業です。
2020年のクラウドコンピューティングの世界市場規模は推定3714億ドルです。そこから2025年には8321億ドルまで拡大を予想されており、今後も更なる拡大が見込まれている市場です。

すでに紹介したズーム、クラウドストライク、ドキュサインもクラウドベースで提供されるサービスです。それらのサービスのIDやパスワードを全て覚えるのは大変ですし、セキュリティ上の問題もハードルが高くなります。そうした問題点を解決できるのがこのオクタのサービスです。

ズームインフォ

ズームインフォは、企業の営業促進ツールを提供している企業です。

現在、顧客数が約15,000社で売上高は4億7,000万ドルほどです。しかし今後、獲得可能と推測されている最大の市場規模は240億ドルで、見込みの顧客は74万社です。

つまり潜在的には、現在の50倍の市場規模があると見込まれているのです。

さらにズームインフォが提供するCRMソフトウェア(顧客関係管理ツール)は、2019年〜2024年までの期間に年間平均成長率12.1%が予測されています。今後、爆発的に拡大していくことが予想される市場です。

やはり過去に業績の上方修正を繰り返してきた企業だけあって、提供しているサービス分野の拡大が予測されています。ここで挙げている5企業はすべてこのチェック項目をクリアしていると言えます。

時価総額

ズーム:△ クラウドストライク:○ ドキュサイン:○ オクタ:◎ ズームインフォ:◎

テンバガーのためには時価総額が大きすぎないことも大事です。

例えば時価総額2.13兆ドル(2021年6月11日現在)のアップルがこれから株価10倍を達成をする可能性はそう高くないと思います。

ということでこのチェック項目では、各企業の時価総額をみていきます。すべて2021年6月11日現在の時価総額です。

ズーム:1079.58億ドル → 10倍すると約1兆ドル。現在のフェイスブックが約9,300億ドル.

クラウドストライク:522.23億ドル → 10倍すると約5,000億ドル。現在のVISAが約5,100億ドル。

ドキュサイン:492.25億ドル → 10倍すると約4,900億ドル。現在のジョンソン&ジョンソンが約4,300億ドル。

オクタ:300.13億ドル → 10倍すると約3,000億ドル。現在のPayPalが約3,100億ドル。

ズームインフォ:181.75億ドル → 10倍すると約1,800億ドル。現在のマクドナルドが約1,700億ドル。

すべての企業の時価総額を10倍するとテンバガーへの道のりが少しイメージしやすいと思います。

ズームが今から10倍になるためにはGAFAと同等の規模になる必要があります。一方のオクタはPayPalと同程度の規模が必要です。

各企業のテーマが拡大した結果、今の時価総額の10倍にあたる企業のサービスの規模まで近づくことができるかどうかを考えてみるとイメージしやすいですね。

上昇トレンド

ズーム:△ クラウドストライク:○ ドキュサイン:○ オクタ:○ ズームインフォ:△

株価が上昇トレンドを描いていることも重要です。せっかく購入する銘柄が伸び悩んでいてはテンバガーまで握り続けるのも難しいでしょう。

この記事では各企業がこれまで株価がどのような推移をしてきたかを見ていきます。

ズームビデオ

出典:TradingView

ズームの上場以来の株価は上のチャートのようになっています。
新型コロナウイルスの影響により、テレワーク需要が高まり株価は大幅な上昇をしました。がワクチン承認のニュース以降、高まり過ぎていた投資家からの期待が沈静化し、株価は伸び悩んでいます。

クラウドストライク

出典:TradingView

クラウドストライクの上場以来の株価が上のチャートです。
こちらも2020年に新型コロナウイルスの感染拡大から右肩上がりに株価を伸ばしてきています。しっかりとした上昇トレンドの後、直近ではボックスになっています。

ドキュサイン

出典:TradingView

上のチャートがドキュサインの上場以来の株価になっています。
こちらも同じくコロナ禍で大きな上昇を見せ、その後ボックスでした。直近の好決算により業績への期待ができ、今後の株価の上昇にもつながると考えられます。

オクタ

出典:TradingView

こちらがオクタの上場以来の株価チャートです。
他の企業同様にコロナ禍でしっかりと上昇してきており、これからも株価に期待ができます。テーマの拡大・業績などを踏まえても今後も株価が上昇していく可能性が高いと考えられます。

ズームインフォ

出典:TradingView

こちらがズームインフォの上場以来の株価の推移です。

ご覧の通り、上場直後の高値を更新できていないのが現状です。ただこの間にはコロナショックなどの要因もあったため、慎重に見ていく必要があります。そして、業績がしっかり伸びている企業なので、株価も反映されてくるのではないか?と考えられます。

もちろんここで紹介したのは過去の話なのでこれからどうなるかは分かりません。しかし株価のトレンドをしっかり注目しておくことは重要です。

今後も株価の動向を注意深く追っていきたいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の記事では私が考えるテンバガー候補の銘柄5つについて、今後のチェック項目3つを確認していきました。

この記事のポイント
・テーマの拡大
・時価総額
・上昇トレンド

もちろんテンバガーは簡単に達成できるものではなく、それを信じて握り続けられるものではないと思います。
「テンバガーは1日にして成らず」ということを踏まえて長期的な目線でチェック項目をクリアしているかを見ておく必要があると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。

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