【投信分析】アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の魅力

こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。

今回は、個人的に注目している投資信託「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信」について分析していきたいと思います。

アメリカの成長企業に投資する人気ファンドについて、徹底的に研究しましたので紹介していきます。

ということで今回の記事では、以下のポイントについて分かりやすく解説していきます。

この記事で解説するポイント
○ファンドの概要・手数料について
○アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の強み・今後を分析
○過去のパフォーマンス

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の購入を検討している」「アメリカの成長企業に投資したい」という方に向けてこの記事を書いています。ぜひ最後までご覧ください!

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信ってどんなファンド?

それではまず、アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信が一体どんなファンドなのかをチェックしていきましょう。

・基本情報

・各コースについて

・資産配分

・組入上位10銘柄

を解説していきます。

さっそく見ていきましょう!

基本情報

まずはファンドについての基本的な情報を押さえていきます。

委託会社アライアンス・バーンスタイン株式会社
設定日Aコース/Bコース:2006年5月25日
Cコース/Dコース:2014年9月16日
購入時手数料3.3%(税抜3.0%)を上限に販売会社が定める
信託財産留保額なし
信託報酬純資産総額に対して年1.727%(税抜1.57%)の率を乗じて得た額
「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信」運用報告書をもとに作成

普段インデックスファンドに見慣れていると私には少し手数料が高く感じられますが、それを上回るパフォーマンスが期待できる投資信託です。

では次にアライアンス・バーンスタインのコースについて紹介していきます。

各コースについて

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信には、4種類のコースがあります。

為替ヘッジの有無年間の分配金の回数でコースが分かれているので、以下の表にまとめてみました。

為替ヘッジの有無年間の分配金の回数
Aコースあり年2回(6月・12月)
Bコースなし年2回(6月・12月)
Cコースあり毎月分配(15日決算)
Dコースなし毎月分配(15日決算)
「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信」販売用資料をもとに作成

為替の影響を受けたくない人はAコースとCコースを選択、為替のリスクも取っていきたい人はBコースとDコースを選択することになります。

また分配金を毎月受け取りたい人はCコースとDコースのどちらかを購入することになります。

運用の目的に合わせてコースを選択すると良いでしょう。

資産配分

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は、その名の通りアメリカの成長企業への投資を行なっています。

まず始めに2021年3月31日時点での月次レポートを参考に、資産配分をチェックしていきます。

資産のほとんどを外国株式が占めていることが分かります。

外国株式94.9%のうち、62.7%がナスダック32.2%がニューヨーク証券取引所という市場の配分になっています。

では次に2021年3月末時点での組入上位10銘柄を紹介していきます。

組入上位10銘柄

銘柄名比率
1アルファベット7.5%
2マイクロソフト7.4%
3アマゾン・ドットコム5.7%
4フェイスブック5.2%
5ユナイテッドヘルス・グループ5.1%
6VISA4.4%
7ゾエティス3.8%
8モンスター・ビバレッジ3.3%
9ホーム・デポ3.1%
10クアルコム2.9%
「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信」月報をもとに作成

誰もが名前を知るようなアメリカの超優良企業が、上位銘柄に名を連ねています。

アルファベット」「マイクロソフト」「アマゾン・ドットコム」「フェイスブック」「ユナイテッドヘルス・グループ」「VISA」については、銘柄研究記事を書いていますので、合わせてそちらもご覧ください。

またアライアンス・バーンスタインの運用報告書には、投資銘柄がすべて記載された詳細な組入資産を見ることができますので、気になる方はチェックしてみてください。

では次の章で、アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の強みや今後についての見通しを見ていきましょう。

ファンドの強み・今後を分析

投資対象としてもっとも重要になるのが、収益をあげることができるか?という点です。

収益を期待して自分の資産をベットするわけですから、パフォーマンスの良くない先に投資をする意味はありません。

ということでこの章では、アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の過去のパフォーマンスや強みを踏まえて、今後の投資対象としての魅力を掘り下げていきたいと思います。

あくまで、私個人の見解ですので投資は自己責任でお願いします。

ファンドの強み

まずファンドの強みについて、以下の3点を確認していきます。

・長きに渡る運用の実績

・市場平均を上回るパフォーマンス

・厳選された成長企業

それではさっそく見ていきましょう!

長きに渡る運用の実績

アライアンス・バーンスタインの強みとして40年以上に渡る米国成長株への運用実績が挙げられます。

数々の不況やマーケットで起きた事件等を経験してきており、蓄積してきたノウハウの質も量も圧倒的に違うため、優れた運用実績を誇ることができています。

例としてブラックマンデーやITバブルの崩壊、最近のリーマンショックやコロナショックなどさまざまな暴落相場を知り尽くしているプロの運用というのは、非常に安心して任せることができるのではないでしょうか?

不況の際にマーケットがどう反応し、成長企業に与える影響がどうであったか?を熟知しているファンドであるというのがひとつ目の強みです。

米国市場の平均を上回るパフォーマンス

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は、アメリカ市場の平均を上回るパフォーマンスを目指しています。

ということで、過去のパフォーマンスをチェックしていきましょう。

○Aコース

「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信」販売用資料をもとに作成

○Bコース

「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信」販売用資料をもとに作成

○Cコース

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信」販売用資料をもとに作成

○Dコース

「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信」販売用資料をもとに作成

直近のパフォーマンスはすべてのコースで、米国株式の市場平均を上回る実績になっています。

もちろん今後も必ず上回るとは限りませんが、過去の成績は非常に良好です。

厳選された成長企業

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の最大の強みは、なんと言っても厳選された米国成長株です。

ポートフォリオに組み込まれる銘柄は徹底的なリサーチをもとに選び抜かれた銘柄であり、「持続的な成長」が期待できます。

例えば組入上位に入っているVISAは、クレジットカード決済の世界最大手です。取引高に応じた手数料が収益の柱となっています。

すでにブランドが確立されているため参入障壁が高く、さらに世界各国でキャッシュレス化が進行していくことを考えれば持続的な成長期待があります。

組入上位10銘柄には入っていませんがインテュイティブ・サージカルも、個人的には持続的な成長期待銘柄として注目しています。

「外科手術ロボット」の業界リーダーとして圧倒的なシェアを誇り、他社の追随を許さない技術力で高い営業利益率を維持しています。遠隔医療企業の筆頭として、今後への成長期待は非常に大きい企業です。

このように数多くあるアメリカの企業の中から、成長期待が持てる銘柄を厳選していることがファンドの強みと言えるでしょう。

ファンドの今後を3つの観点から分析

ここまでアライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の強みや過去の実績を見てきましたが、この章ではこれから投資対象としての魅力が続くか?という観点で分析していきます。

先に結論を言うと、今後も魅力的な投資先であると私は考えています。

そう考える理由を以下の3点から解説していきます。

・世界最強の経済大国アメリカの成長性

・成長企業を生まれる環境

・米国株式の市場規模

ではひとつずつ見ていきましょう!

アメリカの成長性

アメリカは世界最大にして最強の経済大国として、これまでリーダーシップを発揮してきました。

その経済成長は今後も継続し、世界のトップランナーで居続けると私は考えています。

その一例として、生産年齢人口の増加予想が挙げられます。

日本やヨーロッパなどの先進国だけでなく、いま急速に拡大している中国ですら今後長期的に労働人口の減少が予測されています。

一方でアメリカは今後も労働人口が増え続けることが予想されており、この点で世界をリードしていくでしょう。

アメリカが世界を牽引し成長を続けていくのであれば、米国成長株投信の未来も明るいですね。

成長企業が生まれる環境

アメリカは革新的な成長企業が生まれる環境としては、世界トップではないかと私は考えています。

世界規模でサービスを提供している企業をみると、アメリカの企業が立ち並んでいます。

例えば時価総額の世界ランキングで上位にいるテクノロジー企業群「GAFAM」はすべてアメリカの企業です。

2020年にコロナ禍で急速に広まったサービス「ズームビデオ」もアメリカです。

世界各国で活躍する成長企業はアメリカから生まれていることが多く、米国成長株投信の厳選銘柄は今後も成長を続けていくことができると考えられます。

米国株式の市場規模

どれだけ良い企業であっても、投資家が見向きもしない企業は収益を期待できません。

その点で言うと米国市場は最大の株式市場であり、世界でもっとも投資家の資金が集まります

その市場の中でも成長が期待できる優良企業には、より資金が集中します。

世界最大のマーケットのなかで、投資家のお金が集まる優良企業への投資をしている米国成長株投信は、これからも収益を上げ続けていくことが予想されます。

「アメリカの成長性」「成長企業が生まれる環境」「米国株式の市場規模」という3つの観点からアライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は、今後も魅力的な投資先ではないかと私は考えています。

まとめ:米国成長株投信は今後も魅力的な投資先

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信について分析し紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

結論としては、オススメできる投資信であると私は考えています。

最後にもう一度、この記事のポイントを確認していきましょう。

この記事のポイント
○厳選された成長企業に投資ができる
○直近では米国市場の平均を上回るパフォーマンス
○世界最大の米国市場で、資金が集中する優良企業に投資できる

最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。

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