【銘柄研究】6095「メドピア」の今後は?投資先として注目できる3つのポイントを考察

こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。

今回はヘルスケア銘柄の「メドピア」について研究をしていきました。

私maruはこのメドピアを値上がり期待の銘柄として注目しています。その理由を以下の3点から分析していこうと思います。

・2つの事業の成長性

・好調な業績と今後

・更なる成長ストーリー

それでは早速見ていきましょう!

メドピアってどんな会社?

本社東京都中央区
設立2004年12月
上場2014年6月
上場区分東証1部
業種ヘルスケア製品・サービス
配当金なし
時価総額1722.62億円(2021年1月13日現在)

メドピアは医師向けのプラットフォームとヘルスケアソリューション事業を中心としている企業です。同業種の企業でいうと、以前記事にしたエムスリーがあります。

2020年9月15日付で東証マザーズ市場から東証1部へと市場の変更がありました。

メドピアの魅力

二つの事業の成長性

メドピアの主力事業は、①ドクタープラットフォーム、②ヘルスケアソリューションの2つです。

それぞれが今後に成長期待の持てる分野ということで私は注目しています。

①ドクタープラットフォーム

メドピアは医師向けの情報コミュニティサイト「MedPeer」の運営を行っています。国内の医師30万人の約40%ほどにあたる12万人が登録しており、その登録・利用料は無料です。

医師の疑問や症例を共有できるプラットフォームになっており、製薬会社などが掲載する広告料が収益になっています。

そして21年9月期は、製薬会社の営業がオンライン化したことにより追い風が吹いており、今後の事業成長にも期待が持てます。

さらにこのドクタープラットフォーム事業は、蓄積される医師の集合知サービスも提供しています。この集合知を活用し、製薬会社へのマーケティング支援を行っています。

例えば、製薬会社が必要な情報を得るためにアンケートを実施したり、「Medpeer」を経由して医師転職⽀援会社へ転職を希望する医師を支援する医師求⼈情報サービスなどです。

これらの事業にはファイザーや武田薬品工業などの製薬会社から対価を得ています。

②ヘルスケアソリューション

個人向けにオンライン医療相談を行えるサービスを提供しているのが、ヘルケアソリューション事業です。小児科・産婦人科・精神科・内科・眼科・整形外科・外科・がん診療科の医療相談を、チャットやテレビ電話などで医師に相談できるサービスとなっております。

さらに全国の医師や管理栄養士とのネットワークを活用し、一般企業向けのオンライン産業医のサービスも提供しています。

オンライン産業医による面談や、ストレスチェックなども行っており、一般企業や健康保険組合と契約を結んでいます。

オンライン診療の規制緩和など国の施策が進んでいる中、恩恵を受けられる事業領域だと思います。

20年9月期はドクタープラットフォーム事業の売上高が前年比1.7倍、ヘルスケアソリューション事業が前年比1.8倍となっています。

これら二つの事業の成長性は今後さらに期待が持てるものになっており、投資先としても魅力があると言えます。

好調な業績と今後

こちらがメドピアの売上高になります。

ご覧の通り分かりやすく右肩上がりの成長をしています。あくまで予測ですが、22年9月期には95億円の売り上げを見込んでおり、16年9月期のおよそ10倍になります。

同業他社のエムスリーなどと比較してもまだ規模の小さな会社と言えるため、売り上げの成長期待が持てます。

更なる成長ストーリー

2020年10月28日にメドピアはパークシャテクノロジーと合弁会社設立を伴う業務提携を発表しました。

この業務提携により、AIを活用した事業展開を目指しています。医師が薬剤・医療機器の選択に至る思考や優先順位などのデータを分析し、製薬会社や医療機器メーカーなどのマーケティング活動の支援を行うことが可能になります。

さらに患者のコミュニケーションデータを活用し、患者が病気を認識してから病院での受信や服薬などの行動を可視化して、データの提供を行うことができます。

このように新たな事業展開に向けた投資を行っています。今後売上高に繋がっていく収益の柱になることが予想されます。

その上、自己資本比率は75%ということで健全な財務状況となっています。借り入れの余力は十分に残されており、新規の分野への投資は今後も積極的に行っていくことになるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は

①二つの事業の成長性

②好調な業績と今後

③更なる成長ストーリー

という3つのポイントから見ていきました。

医療がオンライン化していく流れにしっかりと乗っていける企業だと思いますし、成長の余力はまだたくさん残している企業なので、今後長期にわたって期待して良いと考えています。今後の動向にも注目です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。またお願いします。

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