こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回はオンライン教育の注目企業「チエル」についての銘柄研究をしました。
私maruはチエルを大きな成長銘柄として期待しています。
その理由を
・「学習」と「進路」のオンライン化
・GIGAスクール構想による追い風
・好調な業績
という3点から分析していきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう!
もくじ
チエルってどんな会社?
本社 | 東京都品川区 |
設立 | 1997年10月 |
上場 | 2016年3月 |
上場区分 | JASDAQスタンダード |
業種 | 個人サービス・製品 |
予想配当利回り | 0.11% |
配当性向 | 5.8% |
時価総額 | 123.81億円(2021年1月27日現在) |
チエルは、学校教育向けのICT事業を提供している企業です。
中心の事業は「学習部門」「進路部門」「情報基盤部門」の3つになっております。小・中・高だけでなく大学や専門学校にもサービスを提供しています。
クラウドベースで教育ツールや、デジタル教材を提供しています。
同業の他社は以前記事にした「オプティム」などがあります。
現時点では時価総額も大きくないですし、配当金も多く出ているわけではないので、企業の成長に期待して値上がりを狙っていく銘柄になるかなと思います。
チエルの投資先としての魅力
「学習」と「進路」のオンライン化
新型コロナウイルスによる影響はあらゆる所に現れました。学生の進路説明会も軒並み中止になり、チエルの事業の柱である「進路部門」もその影響を受けていました。
しかし今後、進路相談会などはオンライン化していく方針でチエルはその準備を進めています。オンラインであれば時間や会場の制約を受けにくく、今までよりも柔軟に開催できるかもしれません。
オンライン化していく進路相談会のなかでチエルがその領域を獲得していけば強みになると考えられます。
そしてもちろん学習分野のオンライン化の恩恵も受けられます。
チエルはタブレットなどを活用し、クラウドで学習ツールや教材を揃えています。緊急事態宣言などで一斉休校になり、オンラインでの学習の必要性が生まれ、学習分野にとっても追い風です。
さらに一言にオンライン教育を導入するといってもその環境を整えるのも簡単ではありません。チエルはそうしたオンライン教育の環境を整備すべく、無線LAN最適化やセキュリティ対策まで行っており、追い風になっています。
GIGAスクール構想
投資の格言に「国策に売りなし」とありますが、まさにオンライン教育は国策で後押しされる分野です。
その国策が「GIGAスクール構想」です。
文部科学省主導で児童1人につき1台のデジタル端末を整備するという施策です。チエルの製品・サービスもこの影響を大きく受け、来年以降3〜5年間に大きな売上として計上される予定になっています。
さらにGIGAスクール構想はデジタル端末を整備するだけでなく、校内の通信ネットワークの整備も含まれているのでチエルの事業領域にピッタリ当てはまっています。
こうした国策の影響はチエルの事業に大きく追い風になっていくと予想されます。
好調な業績
チエルの業績は過去順調に推移しています。
20年3月期は前年比で56.9%の成長を遂げました。成長スピードは流石に落ちますが、21年3月期も前年比で18.6%プラスの予測となっており順調です。
その21年3月期も当初の予想からの上方修正をしており今後の業績にもまだ期待が持てます。
しっかりと業績が残せる間は魅力的な投資先だと思います。
株価の推移
チエルの上場からの株価の推移が以下です。
チエルは規模も小さく、値動きが大きい銘柄なので短期的な利益を狙いにいく人も多いかもしれませんが、個人的には成長企業として今後長期的な値上がりをしていく銘柄だと思いますので、保有し続けるのが重要になると考えています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はオンライン教育の注目企業「チエル」についての銘柄研究をしました。コロナウイルスの影響と国策のGIGAスクール構想を追い風に、好決算を出しているチエルはこれから活躍していく企業だと思います。
しっかり今後の業績や動向を精査し、注目していきたい銘柄です。じっくり見ていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。