こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回は私が保有している高配当銘柄のAT&Tの研究をしていこうと思います。AT&Tは個人的に今後も保有していきたいと考えている銘柄です。その理由となる魅力について今回はみていこうと思います。
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もくじ
AT&Tの概要
AT&Tは世界最大級の総合通信会社です。もとは固定電話の会社でしたが、現在は携帯電話、ケーブルテレビや衛生テレビ、ブロードバンドサービスを提供しています。さらには映画の制作・配給なども行っており幅広い事業を展開しています。
同業種のライバル企業はベライゾン・コミュニケーションズがあります。また同業種の日本企業としてはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどがあります。
投資先としての魅力
AT&Tの魅力を、
・過去の連続増配
・今後の成長期待
・事業への参入障壁
という観点からみていこうと思います。
連続増配
AT&Tは36年連続増配中の銘柄になります。さらに7%前後の配当利回りを出している企業ということで配当の魅力は高い銘柄になっています。こうした観点から配当狙いの投資家にとっては魅力的な投資先になると思います。
長期にわたる増配企業であるため、企業側も増配をストップしにくい状況にあると考えられますが、財務面については常に注意をしてみていく必要があると思います。
成長期待
今後の成長期待も注目できるポイントの一つであります。5G時代の到来です。2020年に5Gサービスを全米展開していますが、本格的に普及が広がるのはこれからになると思います。
モノとインターネットがつながるIoTが発達することでデータ容量は圧倒的に増えるため、そこでの強みを発揮することができると思います。
事業に参入しにくい
通信産業市場はすでに成熟しており、なかなか後発の企業が参入しにくい事業であるため、AT&Tに先行者としての優位性はあると思います。日本でも楽天が通信事業に参入してきましたが、現状は3大キャリアには及ばない状況になっています。
また前述した5Gサービスについても莫大な設備投資が必要になるため、他の企業が参入しやすい領域ではないと考えられます。
懸念材料
配当性向の高さと業績
AT&Tの配当性向は108.11%となっており、今後の配当に懸念は残るかと思います。2020年は業績の悪化も見られ、5G以外の携帯電話事業や娯楽事業などはともに回復に時間がかかる見通しとなっていますし、頼みの5Gサービスにも設備投資の費用がかかるため財務面で厳しい状況は続くかと思います。
しかしディレクTVの売却検討が報じられたり、ワーナーメディアの売却の噂もあるなど、メディア部門を切り離していく方向性があります。そうなってくると赤字を整理し、負債を圧縮することもできるため、健全な財務水準に戻すこともできるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事では、AT&Tの投資先の魅力をみていきました。インカム狙いの投資をしている私にとっては魅力に溢れた銘柄です。
もちろん財務面での懸念点にについては要注意ですし、まずい!と思ったらすぐ離れられるようにしておく準備は必要ですが、それを差し引いても魅力的な投資先ではないかなと思います。
さらに今後は5Gの恩恵を受けられる企業として成長期待も持てるため、長期保有していこうと思っています。
今後も保有したい銘柄や、気になる銘柄を調べていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。