【経験談】うつ病・適応障害「心の病」の寄り添い方を考える

こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。

今回は「心の病」について、その寄り添い方をお話ししていこうと思います。

私maruは過去に「適応障害」と診断され、以前勤めていた会社の退職を余儀なくされました。

https://otona-school.net/tekiousyougai/

その時の経験を踏まえて「心の病」を患っている人への寄り添い方、接し方を考えてみました。

もちろん専門家ではないので、経験者なりの考えです。

「心の病」は誰にでも訪れる可能性があります。だからこそ知っておくべきことだと思います。人によっては「心の病とはいえ、こんなワガママ付き合ってられない」と思う方もいるかもしれませんが、非常に大切なことと思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。

心の病とは?

心の病は、強いストレスやその他の原因により脳の働きが変化し、感情や行動に偏りがみられる状態のことを指します。

ただ一言で「心の病」と言っても種類は様々です。厚生労働省のウェブサイトに詳しく記載されていますので、こちらをご覧ください。

知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス 総合サイト

経験談

私は以前、「適応障害」と診断されました。

その時に私が感じた症状などの経験は他の記事に記載していますので、今回は精神的に参っていた時の周りの人の反応や対応についての経験を二つお話ししていこうと思います。

もっとも辛かった先輩の対応

まず一番辛かった出来事は症状を初めて認識した日です。その日の朝いつものように会社に行く準備を済ませ、もうあとは家を出るだけという状態の時に立つことが出来なくなりました。

激しい不安に襲われ立てなくなった私は20分くらい悩んだ挙げ句、会社に連絡しました。正確には悩んだというより怖くて電話ができなかったのですが、当時の私の教育担当をしてくれていた先輩に電話を掛けました。

泣きながら電話を掛ける私に、先輩は戸惑いながらもこう言いました。

「お前今日ここで休んだらこの先もっと辛くなるぞ」

言われた瞬間はよく覚えていませんでしたが、電話を切り「仕事休んじゃったどうしよ」という考えがぐるぐる巡っている時に、ふと言われたことを思い出しより不安が強くなりました。

おそらく悪意などなく、ここを踏ん張れば何とかなるぞというメッセージだったと思いますが、正直辛くのしかかる一言でした。

先のことは考えずにゆっくり休みなさい

これは意外かもしれませんし、もしかしたらすでにそのように声をかけた経験がある人もいるかもしれません。

病院で適応障害と診断され、会社をとりあえず1ヶ月間休むことになった時、家族や上司は、

「休み明けのことは考えなくていいから今はゆっくり休みなさい」

と言ってくれました。ですが正直に言うと「そんなこと言われても…」状態でした。というのも先のことを考えなかったとしても、いずれその未来は到来します。

もちろん何も考えずに休めるならそれが一番良いですし、会社もそのために休むように指示しているのだと思います。

でもそんなことなかなか難しいですし、何となく突き放されたような感覚を勝手に覚えました。

この言葉も本心からのものだと思いますし、良かれと思って言葉をかけてくれているのも理解はしていますが、だからこそしんどいなと感じました。

二つのエピソードをお話ししましたが、今思うとどちらも優しさからかけてくれた言葉ですし、「そんなことで傷つかれたら寄り添いにくいよ」と思うかもしれません。

ここからは私が思う寄り添うときの考え方をお話ししていこうと思います。

どうしてあげるのがいいの?

結論から言うと「一緒に解決して欲しい」のだと思います。

これは非常にワガママに聞こえますし、今思うと自分勝手な感情かもしれないと感じますが、当時は心の底で誰かに親身になって一緒に解決して欲しいと思っていました。

正直精神的に参っているときは、とにかく1人で何かを考えるのがとても辛いのです。そんな時くらい人を頼って一緒に考えて欲しいと思うのは甘えなのでしょうか?

心が不安で満たされている時はどんな善意の言葉であっても、突き放されてると解釈してしまうほど弱ります。

実際に一緒に解決することが出来なくとも、そういう存在が身近にいてくれることがとても安心します。

私の周りにもし「心の病」を患っている人がいたら、その時は横で一緒に解決に向かって支えてあげられるようにしていきたいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は「心の病」に寄り添う考え方について記事にしました。

適応障害の経験を通じて考えたことですが、もちろんすべての方に共通の寄り添い方ではないかもしれません。また簡単に「一緒に解決するために寄り添う」と言ってもなかなかできることではありません。

ですが私が経験した上で感じたことなので、責任を持って寄り添っていきたいですし、こうした事実を広めていけたらと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。

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