こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回は近年圧倒的な成長で株価も大きく上昇している人気の日本株「レーザーテック」の銘柄研究をしました。
人気の銘柄で高値を更新している銘柄ですが、私maruは今後もまだ期待ができると考えています。
その理由を、
・次世代技術の普及
・シェア100%による強み
・圧倒的業績
の3点から分析していきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう!
もくじ
レーザーテックってどんな会社?
本社 | 神奈川県横浜市 |
設立 | 1962年8月 |
上場 | 1990年12月 |
上場区分 | 東証1部 |
業種 | 電子デバイス製造装置 |
予想配当利回り | 0.33% |
配当性向 | 35.3% |
時価総額 | 1.44兆円(2021年1月26日現在) |
レーザーテックは半導体マスク欠陥検査装置を柱にしている企業です。
マスクとは半導体製造の「露光」という過程で必要になるもので、そのマスクを通して光を当て、IC回路に回路のパターンを転写します。
さらにマスクを通して当てる光が、今後さらに波長の短いEUV(極端紫外線)という光へと変化していきます。そのEUVに対応する装置もレーザーテックの新たな強みになっています。
レーザーテックの投資先の魅力は?
シェア100%の強み
レーザーテックが展開しているマスクブランクスの検査装置は世界トップシェアどころか100%のシェアを誇っています。
半導体のマスクブランクスを検査しようと思った時は必ずレーザーテックに受注しなければならないというのは、かなりの強みになると思います。
さらにナノ単位で欠陥を探知できる高い技術力を持っているため、他社の参入を簡単には許さないと考えています。
そのため営業利益はかなり高い水準を維持しています。
やはりシェアを独占しているのは投資先として大きな強みになると思います。
次世代技術の普及
デジタル端末など半導体を用いる製品は、より高い性能を求められるようになってきています。それに伴って半導体は微細なものを要求されてきています。
微細な半導体を製造する過程においてEUVという波長の短い光を照射する必要があります。そのEUVマスクブランクス向けの装置を世界で唯一提供しているため、レーザーテックは更なる成長を遂げることができると思います。
今はまだEUVは次世代の技術と言われていますが、今後高性能な製品が増加していくことを考えると、EUVが当たり前になると予想できます。
次世代技術を先行者として利益を受け取りつつ、普及してからもその座をキープできる強みがレーザーテックにはあります。
こうした点も投資先として魅力があると言えるでしょう。
順調な業績
先ほどすでに営業利益や売上高営業利益率について好調であることをお話ししました。ここでは売上高の推移を見ていきます。
今後の予測も含めて売上高は順調に推移していきます。レーザーテックはすでに大きな企業規模ですが、それでも今後大きく成長していく企業なのでかなり期待が持てると思います。
さらに有利子負債が0という健全な財務状況も追い風になると思います。成長企業なので借り入れなどを用いて、積極的な投資を行っていると思いますが、一年以上の借金がないというのはビジネスモデルとして優秀です。
こうした好業績や財務状況も投資対象としては魅力的だと思います。
株価の推移
過去5年間の株価の推移は以下のようになっています。
2020年7月に一度高値をつけてから調整が入りましたが、現在は高値を抜け最高値更新を続けています。
業績に基づいた株価の上昇が見られるため、好業績を出している間は長期保有で問題のない銘柄だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は半導体マスクブランクス欠陥装置でシェア100%を握る企業「レーザーテック」の銘柄研究をしました。
圧倒的な業績や次世代技術の普及を踏まえると、今後長期的に魅力ある銘柄だと思います。しっかり今後の業績を精査し、注目していきたい銘柄です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。