【銘柄研究】信越化学工業(4063)の投資先魅力は?今後の注目ポイントは?

こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。

今回は半導体シリコンウエハーなどで注目を集める日本企業「信越化学工業」の銘柄研究をしてみました。

数ある半導体製造装置の企業を分野ごとにまとめてみました。今回の記事では、半導体製造工程の前工程に関わる企業をランキングでみていきました。半導体製造装置に投資したい方、業界研究をしたい方は是非みてください!

日本から世界で活躍する企業として非常に魅力的な投資先だと思います。

それでは早速みていきましょう!

信越化学工業ってどんな会社?

信越化学は1926年に設立された歴史ある化学メーカーです。

信越化学工業の事業分野は大きく分けて6つあります。「塩ビ・化成品事業」「半導体シリコン事業」「シリコーン事業」「電子・機能材料事業」「機能性化学品事業」「加工・商事・技術サービス事業」です。

このように幅広い分野において事業を展開しており、私たちの生活にも近いところで活躍している製品が多くあります。

投資先としての魅力は?

世界トップシェア

「半導体シリコン事業」のシリコンウエハー、「塩ビ・化成品事業」の塩化ビニル樹脂などで世界トップシェアを誇っていることは有名です。

さらには「電子・機能材料事業」の合成石英、先端品フォトマスクブランクス、「機能性化学品事業」の合成性フェロモンで世界トップシェアを取っています。

あらゆる事業分野において世界のトップシェアを誇りながら成長を続けている企業です。収益の柱もそれぞれがしっかりと成長していけると考えられます。

安定性

すでに述べた通り信越化学は世界トップシェアを多数誇る企業として安定しています。業績も急成長とは言いませんがコロナ前までで見ると、安定した緩やかな成長をしていました。

また22年3月期には業績の回復が見込まれています。

さらに財務状況の安心感もある企業です。70%を超えると理想的と言われる自己資本比率は83.8%となっており盤石な財務基盤を築いていることが分かります。

さらに配当も6期連続で増配をしており、配当性向も35.2%としっかりと余力を残している状態です。

投資先としてこれだけ安心感のある材料が揃っているのは魅力的だと考えられます。

上のチャートは2016年の初めから2020年12月25日までのものです。半導体需要の落ち込みや、コロナウイルスの影響は受けつつも長期的にしっかり伸びてきている銘柄であることが分かります。

新たな注目ポイント

今後新たに注目しておきたいポイントは「代替肉市場」です。ヴィーガンの人や宗教上の理由から肉を食べない人のために、植物由来の代替肉市場は広がりを見せています。

そんな代替肉のつなぎとしてメチルセルロースの需要が増えており、信越化学はドイツに生産設備を導入しています。環境に配慮したESGの観点からも需要が高まることが予想されている代替肉の市場は年率2桁の成長が見込まれている。

そこにいち早く参入することで先行者利益を得られると考えられます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

信越化学工業は安定した収益の期待とともに、じっくりと成長も見込める企業として魅力的な投資先であると考えられます。

懸念事項としては半導体の需要によってシリコンウエハーの需要も左右されるので、そこを注目してみておく必要があると思います。とはいえあらゆる事業領域で収益を見込める企業だと思うので、ひどく気にすることではないと思います。

総合的に考えると長期的な投資に魅力がある銘柄だと思います。

今後も魅力ある投資先について研究していこうと思います。よろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。またお願いします。

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