【銘柄研究】国内最大級のヘルスケア企業エムスリーの投資先魅力は?

こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。

今回は国内最大級のヘルスケア企業「エムスリー」の銘柄研究を行っていきたいと思います。

投資家にも人気のエムスリーですが、一体どういった魅力があるのか?今後投資先としての魅力はあるのか?という点をじっくりみていきたいと思います。

ということで早速みていきましょう!

エムスリーってどんな企業?

エムスリーは2000年9月に設立された企業でソニーの関連会社です。

時価総額は6兆円を超えており(2020年12月30日現在)、「医療業界の巨人」とも呼ばれています。

エムスリーのビジネスは「医療IT」という分野で展開されており、その企業名は3つのMからきています。「医療 Medicine」「メディア Media」「変革 Metamorphosis」です。

「m3.com」という医療業界向けのサイトは約29万人の医師が登録しておりその数字は全体の約9割になっています。

投資先としての魅力

医療のオンライン化

もともと医療のオンライン化というのは推進されようとしていましたが、新型コロナウイルスの影響でよりその流れは加速しています。そうした中でLINEと共同出資で遠隔医療の事業を目的とした「LINEヘルスケア」は力を発揮すると考えられます。

また5Gの普及が進めば、このオンライン診療はますます拡大していきます。患者の容体をチェックするために画像や映像などの大容量のデータを低遅延・超高速で送ることができるようになれば、よりオンライン診療の需要は高まると思います。

日々進歩する医療の情報や、薬剤・疾患の情報を提供するプラットフォームとして巨大な基盤を築いているエムスリーは今後にも期待できると思います。

好業績と好財務

エムスリーは順調な右肩上がりで売り上げを伸ばしています。

今後の見込みも含めて非常に綺麗な右肩上がりの曲線を見せています。

そしてこちらが2016年頭からの株価の推移です。

特に2020年に入ってからは大きく上昇を続けており、割安感はあまりありませんが、今後期待できる好業績を踏まえると、高値掴みということにはならないのではないかな?と思っています。

また財務状況の安定性も魅力の一つです。70%を超えると理想的と言われる自己資本比率ですが、75.4%です。

しっかりとした財務状況と合わせて安定した業績成長は投資先として大きな魅力ではないでしょうか。

グローバル展開

エムスリーのサービスは海外でも展開しています。前述した「m3.com」はアメリカや中国をはじめとした11カ国で利用されており世界では550万人以上の医師会員数がおります。

特にアメリカなどは医療費が高く、参入する市場としてはとても大きいです。そういった領域への事業拡大は今後のエムスリーの成長戦略につながると考えられます。

21年3月期は中国での事業が好調であり、海外の売り上げ比率は20年3月期の19%から23%へと伸びており、今後の海外部門の成長も期待できると思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は「医療業界の巨人」エムスリーについて銘柄研究をしていきました。

特に2020年は株価の急上昇により注目を集めた銘柄ですが、個人的には一過性の人気で終わるような銘柄ではないと思っています。

今後のオンライン化の流れに加えて順調な業績と好財務、そしてグローバルビジネスの展開など期待できるテーマはたくさんあります。

これから注目していく銘柄として見ておきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。

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コメント

  1. セコビッチ より:

    うん。医療のオンライン化はこれから進むんだろーなって思う。