【銘柄研究】手術支援ロボットのパイオニア「インテュイティブ・サージカル」の魅力

こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。

今回は、以前記事にしたオリンパスに似た企業ですが、手術支援ロボットを提供している「インテュイティブ・サージカル」についての銘柄研究を行いました。

オリンパスの記事はこちらです

内視鏡で世界トップシェアを誇る「オリンパス」の銘柄研究をしました。「低侵襲治療」の普及や、オリンパスが目指す持続的な成長性を踏まえて今後の投資先としての魅力を考察していきたいと思います。投資を検討している方はぜひご覧ください!

今後の医療業界を大きく変化させる可能性のある企業として期待ができるインテュイティブサージカルの投資先の魅力を紐解いていきたいと思います。

それでは早速みていきましょう!

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インテュイティブサージカルってどんな企業?

インテュイティブサージカルはアメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く企業で1995年に設立されました。

代表的なサービスである手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」は、米軍の遠隔手術の研究開発から誕生したもので、以前紹介したオリンパスの内視鏡と同様、通常の開腹手術よりも患者にかかる負担が小さく、低侵襲治療が行えるとして期待されています。

2020年6月末時点で「ダ・ヴィンチ」の設置台数は5764台(前年は5270)となり、コロナ禍で出荷の遅延などがありながらも着実に数字を積み上げています。

投資先としての魅力は?

今回はインテュイティブサージカルの投資先魅力を

・手術支援ロボット業界の今後と業界トップランナーの利益

・右肩上がりの売上高

・高い営業利益率と好財務状況

という3点から見ていきたいとおもいます。

市場規模の拡大と先行者利益

手術支援ロボットの世界市場の規模は拡大が見込まれています。

市場調査会社リサーチアンドマーケットによると、2020年は67億ドルと言われている市場は年間平均12.1%の2ケタ成長を遂げ、2025年には118億ドル規模に到達するとされています。

その背景には手術用ロボットが今後ますます普及していくことに加え、研究開発に対する財政支援の拡大などが想定され、市場の成長が続くと考えられています。

そうした中でパイオニアとして手術支援ロボットの代表企業となっているインテュイティブサージカルは市場成長の恩恵を大きく受けられる可能性が高いと思います。

その上、技術的にも非常に高度なものであるため参入障壁が高いというのも強みになると考えられます。

好調な売上高

こちらがインテュイティブサージカルの最近の売上高です。

2020年12月期はコロナにより「ダ・ヴィンチ」の出荷の遅れや手術件数の減少の影響を受けたことで減収となりました。ただ底堅い需要に支えられ、来期以降は回復する見通しになっており今後の業績にも期待が持てる企業だと思います。

そしてこちらが過去約5年間の株価の推移を表したチャートです。

コロナショックで大きく下げた後、力強く反発し高値を更新してきています。

好業績への期待に伴い長期的に株価も上昇してきた過去があります。今後の業績も回復期待が持てることから、長いスパンでの投資では悪くない銘柄だと考えています。

高い売上高営業利益率と好財務

インテュイティブサージカルは高い売上高営業利益率を誇っています。

「ダ・ヴィンチ」は前述の通り高い技術力を誇っているため、ライバル企業が参入しにくい状況です。そのため高い利益率を維持することができています。

さらに「ダ・ヴィンチ」は一台数億円掛かるため、導入した医療機関は他の手術ロボットに乗り換えるということは考えにくいかなと思います。

そのためこの高い営業利益率を今後も維持できるのではないかなと思います。

また自己資本比率が84.9%ということで理想的とされる70%をしっかりと上回っています。財務面での心配要素もそこまで大きくないかなと思います。

安定した高い営業利益率と、好財務状況を踏まえると魅力的な投資先だと考えています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はインテュイティブサージカルの銘柄研究をしていきました。手術支援ロボットは今後導入が急増していくと考えられますし、その中でも利益をあげられる企業の代表がインテュイティブサージカルだと思います。

業績の好調さや高い営業利益率など、良い材料の多い銘柄だと思いますので今後も注目していこうと考えています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。

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