こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
zoom〈ZM〉の決算出ましたね。私は証券口座を開設してすぐzoomの株を購入しており、決算に非常に注目していたため、今回の内容には非常に安心しています。
zoom推しの人間として今一度zoomの魅力や今後について研究していきたいと思っています。
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もくじ
2020年第3四半期決算
まずは今回発表された第3四半期の決算発表について見ていきましょう
EPS:99¢(予想76¢)
売上高:7.77億ドル(予想6.94億ドル)
売上高成長率前年同期比+367%
第4四半期のEPSの新ガイダンス:77~79¢(予想63¢)
売上高の新ガイダンス:8.06~8.11億ドル(予想7.21億ドル)
ということでEPS、売上高、ガイダンス共にしっかりと予想を上回ってきました。新型コロナウイルスの影響による在宅勤務拡大の流れを受けて、zoomのユーザー基盤は急速に拡大を続けていることが分かりますね。グロース株に暗雲立ち込めている現在においては、こういった好決算を出してくれる銘柄は保有しておきたいですね。
しかし一方で懸念材料を挙げるとすれば、「コストの増加」と「成長の鈍化」があります。
zoomはデータセンターの一部を自社で運営している一方で、急速な需要の増大に対応するためにクラウドコンピューティングサービスで、アマゾン〈AMZN〉やマイクロソフト〈MSFT〉などの外部の企業に依存している現状があります。こういった費用に圧迫されて第3四半期の粗利益率は66.7%に低下(コロナ前は平均約80%)しました。
また第2四半期には前期比40%増加をしていた従業員10人以上の法人顧客は17%の増加に留まっています。
決算の内容は悪くないどころか「好決算」だったと思いますが、前回の決算に比べてびっくりするようなニュースではなかったという感じですね。実際、決算後の時間外取引では株価が5.2%下落しています。
とはいえ、予想を下回る決算ではなかったのでひとまず安心と言ったところでしょうか。
今後の成長性
今後の成長性に関して
・市場全体の伸びについて
・身近なweb会議の使用について
・その中でのzoomの優位性とは
というポイントからみていきたいと思います。
市場全体の伸びは?
国内のweb会議市場の成長性予測について、株式会社アイ・ティ・アールが発表しています。web会議市場の2019年度の売上は111億4,000万円で前年度比22.8%の高成長をしており、テレワーク関連の普及により、2023年度には市場規模が3倍になるという予測が出ております。
これはおそらく国内に限った話ではなく全世界で広がっていく流れになるでしょう。web会議関連市場が伸びていく流れに乗って、zoomの成長も今後期待できると思います。
身近な話
コロナによる外出自粛は多方面に大きな影響を与えています。ビジネスの会議、研修に限らず、「オンライン飲み会」や「オンライン帰省」などのフレーズもよく聞きましたが、日常生活にもzoomなどのサービスは普及してきています。アーティストのライブやイベントなどももはや、オンラインで行うことが急増しています。
私が以前勤めていた会社は、1年目の新入社員は必ず東京の研修所で集合研修を行なっていました。ところが、実際オンラインで研修を初めてみたところ、意外と成り立つし、コストも大幅にカットできることに気が付いたため、今後は無くなるんじゃないかと言われていました。
新入社員全員の交通費や食事代、宿泊費を合わせるだけで数億円かかっていたものをコストカットできるので、もう元に戻れないでしょう。
zoomの優位性
zoomの圧倒的な優位性は
・簡易性
・安定性
・機能性
の三点にあると思います。
簡易性
これがzoomの最大の優位性だと思いますが、圧倒的な使いやすさが非常に魅力的です。会議の主催者が送った招待URLをクリックするだけで会議に参加できるので、アカウントを用意する必要もなく、機械音痴の人でも簡単に参加できます。
実際に友人とオンライン飲み会をした際には、参加者の全員が使い方に困る事なくスムーズに会議に参加できました。
またスマートフォンによる参加も可能なので、どこにいても会議に参加することができます。
会議の主催者、参加者双方の負担を限りなく減らしているのがzoomの最大の強みだと思います。
安定性
これも使ってみた感想として、接続の安定性が高いなと感じました。音声が途切れたり、接続が途切れて途中退室を余儀なくされたりとweb会議ではトラブルがつきものですが、zoomのサービスはかなりこのストレスが少ないように感じました。
この点に関しては独自の映像圧縮技術でデータ通信量がかなり抑えられています。例えば似たサービスを提供しているスカイプと比較すると、1/10程度に抑えられているらしいです。
機能性
とにかく多彩な機能性があります。背景画像も変えられるため、部屋の様子を映すことなく会議ができる上に、楽しい雰囲気を演出することもできます。
また画面の共有もパワーポイントなどの資料を画面に表示できたり、ホワイトボードなどで文字やイラストなども共有できるため、かなり自由なweb会議を行うことができるのもzoomの優位性と言えるでしょう。
私が思うこと
個人的にはzoomは今後ビジネスに欠かせない存在になっていくと思います。先に述べたように、会議や出張、研修などの会社で行なうイベントにかかるコストを大きく抑えることができます。さらに、プライベートなどの利用も圧倒的な使いやすさによる優位性で今後も拡大していくのではないかと思います。
ただし「コストの増大」や「「成長の鈍化」などの課題も残されていますし、決算発表のたびにzoomへの期待は高まっていきます。今後ずっと市場の予想を上回り続けるかどうかはしっかり注目しておく必要があると思います。
私もzoomが大好きで推し銘柄でもありますが、だからこそ今後の決算発表はいらない情を捨て、厳しい目でEPS、売上高、ガイダンスをみていこうと思っています。
今後も気になる銘柄や保有銘柄についての研究をブログでアップしていこうと思います。よろしくお願いします。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。