こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回の記事では5Gの普及に伴い大きな恩恵を受けられると予想される企業「アンリツ」について銘柄研究をしました。
このアンリツの成長期待が持てるポイントを以下の3点にまとめました。
・5G関連市場の成長性
・これまでのアンリツの優位性
・順調な業績と高い営業利益率
それでは早速みていきましょう!
もくじ
アンリツってどんな会社?
本社 | 神奈川県厚木市 |
設立 | 1895年 |
上場 | 1961年10月 |
上場区分 | 東証1部 |
業種 | 電子部品・産業用電子機器 |
予想配当利回り | 1.29% |
配当性向 | 30.4% |
時価総額 | 3538.60億円 |
アンリツは通信系計測器を提供している企業で、スマホや基地局向けに強みを持っています。もちろん5Gに対応した計測器も提供しているため、普及に伴い成長が期待できる企業です。
配当利回りは1%前後で推移しており、配当性向も無理のない範囲になっています。そのため安定した収益を狙いつつ、値上がりも取れる可能性のある銘柄になっています。
アンリツの投資先の魅力は?
5G関連市場の成長性
5G(第5世代移動通信システム)は「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」を実現できる通信能力があります。
おそらく現段階では5G対応のスマートフォンなどで通信速度の速さを実感することが多いでしょうが、今後普及が進めば新たなサービスはどんどん生まれます。
例えば自動運転分野。これまでの通信速度では、車が危険を察知してからブレーキまでの反応速度に限界がありました。そのため安全性に問題がありましたが、5Gは超高速で反応できるため安全性が高まり、自動運転分野の発展に繋がります。
さらに5Gの普及が進めば、無人運転の車や移動型の店舗、スマート工場などのいわゆるIoT化が加速していく見込みになっています。
こうしたことを踏まえ、市場規模の急速な拡大が予測されています。 2020年の11兆889億円に対して2030年は69兆5930億円と予測されており、10年間でおよそ6倍になる見通しになっています。
5Gの普及が進めば計測器の需要も高まり、アンリツのサービスに追い風となります。5Gは2020年から始まっていますが、本格的な普及が始まるのはこれからになるため、このタイミングがアンリツへの投資に適切だと考えられます。
これまでのアンリツの優位性
アンリツは過去120年以上にわたって通信技術の開発を行なってきています。それは有線での通信から無線、2Gから3G、4Gと移り変わってきた通信システムの中で牽引してきました。
長きにわたってこのセクターを牽引してきたアンリツは今後の5G、さらには6Gが到来しても活躍していける企業になる可能性があります。
実際4Gサービスが開始する前、2011年3月期のアンリツの売上高は779億円でした。3年後の2014年3月期には1019億円まで成長していました。
過去の通信サービスの普及に伴ってアンリツが活躍してきた過去があります。もちろんサービスの拡大期の成長性と安定期に入ってからの成長性には大きく差がありますが、長期的な保有を前提に考えれば投資先として魅力があると思います。
好調な業績
アンリツの業績は安定して高い水準を維持しています。
さらに営業利益率は18年3月期から改善が見られ、15%前後になっています。
ここ数年は4Gも安定期に入っていたため、大きな売上高の成長は見られませんでしたが、今後の5Gへの期待から右肩上がりで推移する予測となっています。
その上、自己資本比率は73.5%とかなり理想的な水準にいます。借金の比率が多くないため成長のための投資余力も残されています。
今後の成長投資などで更なる飛躍も期待できるかもしれません。
株価の推移
アンリツの過去5年間の株価の推移が以下のチャートになっています。
短期的な下落などは繰り返していますが、しっかり上昇トレンドになっています。短期の下落は買い時と捉えることができると思いますし、長期的な上昇の恩恵は今後も継続すると私は考えているので、じっくり様子を見ていきたいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は5Gによって恩恵を受けられると予測される企業「アンリツ」の銘柄研究をしました。
5Gの今後の拡大やこれまでのアンリツの成長を踏まえると、今後も収益性に期待が持てる銘柄だと思います。
業績を今後もチェックしつつ5G関連銘柄の動向も合わせて見ておこうと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。