こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回は、コロナ禍の2020年に特に注目を浴びた企業ショッピファイについての銘柄研究をしました。私maruはショッピファイをAmazonキラーとして今後も注目の企業だと考えています。
今回の記事ではその理由も含めて、今後の投資先としてどうなっていくかというのを分析していきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう!
米国会社四季報2020年秋冬号 2020年10月号 【東洋経済増刊】【雑誌】【3000円以上送料無料】 価格:3,300円 |
もくじ
ショッピファイってどんな会社?
本社 | カナダ・オンタリオ州 |
設立 | 2004年 |
上場 | 2019年9月 |
上場市場 | NYSE |
業種 | インターネット・ソフトウェア・サービス |
予想配当利回り | — |
時価総額 | 1317億ドル(2021年1月10日現在) |
ショッピファイはインターネットサービスの中でもEコマースのプラットフォームを提供しています。自社でEC店舗を展開したい事業者向けに、ネット開業の支援を行っています。
Amazonや楽天のようなモール型EC型サイトと異なり、サイト上に自社の製品だけを出品する独立型の店舗を持つことができます。
コロナ禍でオンラインサイトを必要とする事業者からの需要が高まり、2020年に大きな注目を集めた企業のひとつです。
日本の同業種の企業だと4477「BASE」などがあり、こちらも注目を集めています。
現時点では配当金を出していないので、値上がりを期待していく銘柄になると思います。
ショッピファイの投資先魅力は?
EC化の波
経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」によると2019年の世界のBtoCのEC市場規模は3.53兆ドルで、全ての商取引金額に対するEC取引が占める割合を表すEC化率は14.1%と推計されています。
今後もその成長は続くと見込まれており、2023年には6.54兆ドルの市場規模、EC化率は22.0%まで拡大するとされています。
新型コロナウイルスの影響により実店舗は大きなダメージを受けました。外出自粛やロックダウンは世界各地で大きな影響を与え、オンラインショッピングの需要が一気に高まりました。
今後、長期に渡ってこのEC化の波は続いていくことが予測されます。ショッピファイの事業は今後ますます需要を増していくことでしょう。
Amazonキラーとしての期待
ショッピファイのサービスはAmazonや楽天などのモール型のECサイトに対抗するものになります。モール型のオンラインサイトは集客力が高く、販路拡大を目指す事業者にとってメリットが多くあります。
そんな中でショッピファイが注目を集めているのは、モール型ではなく独立したオリジナルのEC店舗を持ちたい事業者が多くいるからです。
まず、モール型サイトは多くの事業者が参加しており、激しい競争になります。消費者は数多くの商品を比較しながら購入する商品を選択するため、小規模の事業者にとっては厳しい部分があると思います。
そもそも商品が消費者の目に留まることが少なくなってしまうため、魅力を感じない事業者は多いでしょう。
さらに手数料の問題があります。ショッピファイのサービスはサブスクリプションモデルなので、月額決まった料金を支払うことでサイト運営を行うことができます。
一方のモール型サイトの多くは、出店費用の他にも販売手数料などがかかります。そのため、売り上げが伸びれば伸びるほど、手数料が高くなる仕組みになっています。
こうした点からモール型サイトに出店するよりも、ショッピファイのサービスで自社でEC店舗を持ちたい事業者が増えてきています。Amazonキラーとして今後飛躍していく可能性は大いにあります。
順調な業績
ショッピファイの売上高は以下のようになっています。
わかりやすく右肩上がりの成長を続けており、さらに今後もその成長を期待されています。
一方で営業利益は19年12月決算では赤字を抱えていました。しかしそれも20年12月期には黒字に転じる予想になっています。
さらに、自己資本比率が86.44%ということで非常に健全な財務状況ですし、今後の成長を下支えするために資金を借り入れる余力も残しています。
好調な売り上げの推移と健全な財務状況になっているので、長期的に見ても投資先として魅力ある銘柄ではないかなと思っています。
ショッピファイの株価推移
ショッピファイの過去約5年間の株価チャートがこちらです。
2019年頃から大きな上昇を見せており、特にコロナショックの後の上昇はとてつもないものになっています。
このようなチャートを見ると高値掴みの怖さもありますし、今後は一時的な調整をしていくことはあると思います。
しかし、まだまだ成長段階にある企業ですし、売上高や営業利益もここからもっと伸ばしていくぞというタイミングなので、長期的にみれば値上がりが期待できる銘柄だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はAmazonキラー「ショッピファイ」について銘柄研究をしていきました。
EC市場は今後も大きく拡大していくことが予想されますし、その中で独立したEC店舗を持ちたい事業者は増えていくでしょう。ショッピファイは、そうした時代の変化の中で、顧客を獲得していける企業だと思います。
成長余力はまだまだあると注目しているので、今後の動向もチェックしていこうと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。またお願いします。