こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回は、クラウドソーシング国内最大規模を誇る「クラウドワークス」について銘柄研究をしました。
投資の世界では、「自分が利用しているサービスに投資するべき」と言われることが多いです。
現在、私はwebライターとして活動しており、クラウドワークスを利用しています。
そこで今回は、普段利用しているクラウドワークスについて以下の点を徹底的に分析していきます。
○これまでの業績・株価
○クラウドワークスの強み・今後を分析
「クラウドワークスに投資したい」「今後の株価の見通しを知りたい」という方に向けてこの記事を書いています。ぜひ最後まで読んでみてください!
同業種のランサーズの銘柄分析もしています。
もくじ
クラウドワークスってどんな会社?
始めにクラウドワークスがどんな会社なのか紹介していきます。
基本的な情報・事業内容からチェックしていきましょう。
クラウドワークスの基本情報
本社 | 東京都渋谷区 |
設立 | 2011年11月11日 |
上場 | 2014年12月 |
上場市場 | 東証マザーズ |
業種 | IT・人材業 |
時価総額 | 216.17億円(2021年5月31日現在) |
クラウドワークスは、東証マザーズに上場する新興企業です。設立が2011年ですので、まだまだ若い会社ですね。
国内最大のクラウドソーシングサイトで、働き方改革を機に注目を集めている企業です。
2021年5月現在では配当金を出していません。基本的には株価の値上がりを狙っていく銘柄になります。
事業内容
クラウドワークスの主な事業は、クラウドソーシング事業です。
企業がインターネット上で業務を外部委託すること
つまり業務を外部委託したい企業と、業務スキルを持ったワーカーをマッチングするのがクラウドワークスの事業です。
2021年9月期第2四半期の決算時点では、クライアントの企業が72万社、ワーカーが443万人が登録しています。
クライアントとワーカーが契約合意して報酬が支払われると、一部を手数料としてクラウドワークスが徴収します。
したがって契約が増えていくほど、クラウドワークスの売り上げは伸びていく仕組みです。
クライアントとワーカーを増やし、プラットフォームとして拡大していくことがクラウドワークスの大きな目標となっています。
クラウドワークスの業績・株価は?
次にクラウドワークスのこれまでの株価や業績をチェックしていきます。
私は投資対象を分析する際に、「企業の稼ぐ力」を数字で確認できる売上高と、投資家の需要が見て取れる株価の推移を必ずチェックします。
ということで売上高・株価について過去の推移を見ていきましょう。
売上高
以下のグラフが、クラウドワークスの過去5年間の売上高の推移です。
売上高を見ていくと、2017年から2019年にかけて大幅に伸びていたことが分かります。
ただ、2019年以降売り上げはあまり伸びてきていません。
決算資料を詳しく見ていくと、2020年はマッチング事業に注力していたことが分かりました。
クラウドワークスは、マッチング事業の他にも「受託事業」など新規事業も手掛けています。しかし収益のほとんどがマッチング事業です。
そこで2020年はマッチング事業に集中し、売上を伸ばしていくことを方針としていました。結果、マッチング事業の売上高は前年比+23.3%。
新規事業の売り上げが落ち込んだため全体の売り上げは伸びていませんが、クラウドワークスの核となるマッチング事業はしっかりと成長していることが分かります。
株価
では次に株価をチェックします。
以下のチャートは、クラウドワークスの上場以来の株価です。
クラウドワークスは上場以来、大きな下落と上昇を繰り返してきた銘柄です。
2019年の2月に2,544円の高値をつけた後、下落を続けてコロナショックの底値は538円となりました。
その後再び上昇し、2021年2月に2,194円まで伸びましたが、2021年5月現在は調整局面に入っています。
やはりマザーズ銘柄ということもあり、値動きはかなり大きいです。
短期的には、このまま下落していくのか再び高値を目指していくのか注目です。
しかし私はこの銘柄を長期目線で見るべきと考えており、将来的な株価の値上がりには期待ができると予想しています。
次の章でクラウドワークスの将来性について分析していきます。
クラウドワークスの将来性を分析
クラウドワークスの今後を分析する上で、私が重要だと考えるポイントは以下の点です。
- 国内最大規模のプラットフォーム
- 働き方改革の影響
- コロナ禍での企業・ワーカーの意識変化
ということでひとつずつチェックしていきましょう!
国内最大規模のプラットフォーム
クラウドワークスは、クラウドソーシングサイトとして国内最大規模を誇ります。2020年度の総契約額は152億円で、同業のランサーズ81億円を大きく上回りました。
これは今後の展開に大きなプラスになると、私は考えています。
理由は、知名度・規模の大きさで選ぶサイトを決める利用者が多いためです。
仕事を依頼したい企業も、仕事を探しているワーカーも、規模が大きく知名度のあるサイトを利用する方が安心で、確実に契約が成立しやすいと考えています。
例えば、フリマアプリのメルカリ。積極的なプロモーションで知名度をアップし、国内でもトップクラスのポジションを確立しています。
今や「いらなくなったものはメルカリで売ろう」「欲しいものをメルカリで探そう」と考える人が多いのは、知名度の高さと規模の大きさからでしょう。
クラウドワークスも一般への浸透はまだまだですが、副業やフリーランスで仕事を探すなら「まずはクラウドワークス」というレベルに浸透してきています。
今後、業界のトップランナーとしての地位を確立して、さらなる成長を遂げていくことが予想されます。
働き方改革の影響
現在、国や企業は「働き方改革」を進めています。
この流れは、クラウドワークスにとってかなりの追い風になるでしょう。
クラウドワークスは、フリーランスや副業で仕事をする人が多く居ます。
働き方改革によって副業をする人が増えると、クラウドワークスの利用者も増えていきます。
最近では、副業を解禁する企業が増えてきたり、一部では「公務員の副業解禁」なんていう話も出てきたりしていますね。
クラウドソーシングサイト最大手のクラウドワークスは、働き方が変化していく流れの恩恵を受けられる企業だと考えられます。
コロナ禍での企業・ワーカーの意識変化
新型コロナウイルスの影響は、人々の働き方に大きな変化をもたらしました。
特にリモートワークの利便性が確認され、企業でも取り入れられ始めています。
オフィスでの勤務にこだわらない企業が増え、積極的に外部人材への委託が進んでいます。
さらに、withコロナによる企業のデジタル化加速もクラウドワークスにとっては追い風です。
外部の専門家に業務を委託しようという考えが浸透し、クラウドソーシングを利用する企業が増えてきています。
今後は、リモートワーク・企業のデジタル化はより加速していくと考えられます。
クラウドワークスの活躍の場は、これからさらに拡大していくでしょう。
まとめ
今回は、国内最大規模のクラウドソーシングサイトを運営する「クラウドワークス」について銘柄分析しました。
○全体の売上は2019年以降軟調、主力のマッチング事業は前年比+23.3%の成長
○知名度・契約金額ともに国内最大規模のプラットフォーム
○働き方改革・コロナ禍の意識変化が大きな追い風
個人的には、「働き方改革」などの国策を追い風に成長していく企業だと考えています。
今後のクラウドワークスの動向にも、注意して見ていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。