こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
今回は、個人的に注目している投資信託「GSフューチャー・テクノロジー・リーダーズ(通称:nextWIN)」について分析していきたいと思います。
次世代のテクノロジー企業に投資するファンドということで、データをもとに徹底的に分析しました。
ということで今回の記事では、以下のポイントについて分かりやすく解説していきたいと思います。
○組入上位10銘柄について
○ネクストウィンの強み・今後を分析
「ネクストウィンの購入を検討している」「次世代のテクノロジー企業に投資をしたい」という方に向けてこの記事を書いています。ぜひ最後までご覧ください!
もくじ
ネクストウィンってどんなファンド?
それではまず、ネクストウィンが一体どんなファンドなのかをチェックしていきましょう。
- 基本情報
- 各コースについて
- 資産配分
- 組入上位10銘柄
を解説していきます。
さっそく見ていきましょう!
基本情報
まずはファンドについての基本的な情報を押さえていきます。
委託会社 | ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社 |
設定日 | Aコース/Bコース:2020年2月25日 Cコース/Dコース:2021年2月26日 |
購入時手数料 | 3.3%(税抜3.0%)を上限に販売会社が定める |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬 | 純資産総額に対して年1.7875%(税抜1.625%)の率を乗じて得た額 |
設定日が2020年ということで、比較的最近に設定されているファンドです。
ただ運用しているのは「ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社」で、長きに渡ってテクノロジー関連のセクターを見てきた会社です。
ファンドの運用実績は十分にあると言えますね。
各コースについて
ネクストウィンには、4種類のコースがあります。
為替ヘッジの有無と年間の分配金の回数でコースが分かれているので、以下の表にまとめてみました。
為替ヘッジの有無 | 年間の分配金の回数 | |
Aコース | あり | 年2回(5月・11月) |
Bコース | なし | 年2回(5月・11月) |
Cコース | あり | 毎月分配(30日決算) |
Dコース | なし | 毎月分配(30日決算) |
為替の影響を受けたくない人はAコースとCコースを選択、為替のリスクも取っていきたい人はBコースとDコースを選択することになります。
また分配金を毎月受け取りたい人はCコースとDコースのどちらかを購入することになります。
運用の目的に合わせてコースを選択すると良いでしょう。
資産配分
ネクストウィンは、あらゆる国のテクノロジー企業に投資しています。
まずはじめに2021年3月末時点の月次レポートを参考に、資産配分をチェックしていきます。
資産のほとんどが株式で占めています。
では次に地域別の構成比率を確認していきます。
北米を中心として、あらゆる地域に分散して投資しています。
では次にセクター別の資産配分をチェックしていきましょう。
情報技術のセクターが大きな割合を占めています。他の業種にも分散して投資しているため、リスク分散もしっかりしていますね。
では次に2021年3月末時点での組入上位10銘柄を紹介していきます。
組入上位10銘柄(2021年5月末現在)
銘柄名 | 比率 | |
1 | マーベル・テクノロジー・グループ | 3.0% |
2 | ハブスポット | 2.7% |
3 | メディアテック | 2.5% |
4 | メルカドリブレ | 2.4% |
5 | フィディリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシズ | 2.4% |
6 | シラジー | 2.3% |
7 | ワークデイ | 2.3% |
8 | ネットイース | 2.2% |
9 | ASメディア・テクノロジー | 2.2% |
10 | キンディー・インターナショナル・ソフトウェア・グループ | 2.1% |
誰もが名前を知るGAFAMのような大企業の名前はありませんが、次世代テクノロジー企業が名を連ねています。
中でも「メルカドリブレ」は個人的に注目している銘柄です。「南米のアマゾン」などと呼ばれており、将来性が期待されていますね。
では次の章で、ネクストウィンの強みや今後についての私の見通しを紹介していきます。
ファンドの強み・今後を分析
投資対象としてもっとも重要になるのが、収益をあげることができるか?という点です。
収益を期待して自分の資産をベットするわけですから、パフォーマンスの良くない先に投資をする意味はありません。
ということでこの章では、ネクストウィンの過去のパフォーマンスや強みを踏まえて、今後の投資対象としての魅力を掘り下げていきたいと思います。
あくまで、私個人の見解ですので投資は自己責任でお願いします。
ファンドの強み
まずファンドの強みについて、以下の2点を確認していきます。
・テクノロジー業界への投資実績
・新興国成長の恩恵
それではさっそく見ていきましょう!
テクノロジー業界への投資実績
ネクストウィンの大きな強みのひとつとして、テクノロジー業界に投資してきた実績があるという点が挙げられます。
すでに紹介した通り、ネクストウィンの委託会社は「ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社」です。
この会社は他に「netWIN GSテクノロジー株式ファンド」というファンドを運用しています。
netWINは1999年に設定されて、以来長きに渡ってテクノロジー企業に投資してきました。
ITバブルによる株価の急騰と暴落。GAFAMなどの巨大テクノロジー企業が覇権を握るまでのプロセス。テクノロジー業界のさまざまな事件を経験してきた運用会社です。
テクノロジー企業への投資実績・経験が豊富なプロに運用を任せるというのは、大きな魅力であると言えるでしょう。
新興国成長の恩恵
新興国のテクノロジー企業の恩恵を受けられることも、ネクストウィンの魅力と言えるでしょう。
これまでテクノロジー業界を牽引してきたのは、アメリカを中心とした先進国の企業でした。
しかし現在は、新興国と呼ばれる国から革新的なITサービスが生まれることが増えてきています。
マーケットも大きく、生み出されるお金にも期待が持てます。
しかし新興国の企業に直接投資するのは比較的難しく、情報も手に入りにくいことが多いです。魅力を感じていても投資しづらい環境であることは間違いありません。
ネクストウィンは新興国のテクノロジー企業にも間接的に投資することができるので、成長の恩恵を受けることができます。
ファンドの今後を分析
ここまでネクストウィンの強みを見てきましたが、この章ではこれから投資対象として魅力的か?という観点で分析していきます。
私なりの考えを結論から述べると、非常に魅力的な投資先であると思います。
そう考える理由は以下の2点から解説していきます。
・テクノロジーの普及はこれから更なる急拡大を遂げる
・次世代のGAFAMを発掘する可能性
それでは早速見ていきましょう!
テクノロジーの普及
ネクストウィンの今後に期待できる最大の理由が、今後より一層テクノロジーの発展が見込まれるという点にあります。
いわゆる第4次産業革命。AIやフィンテック、5Gなど様々なテーマがありますが、すべて今後大きく成長していくことが期待されている分野です。
そして新興国でのテクノロジーの普及は、これからさらに加速していくことが予想されます。
例えば、組入銘柄上位のメルカドリブレ。中南米でEコマースのサイトを運営している企業です。
2019年時点における小売の売上高全体に占めるEコマースの割合は、たったの6%(参考:アジアで17%、北米で15%)で、まだまだ成長の余地を残していることが分かります。
2020年〜2024年の年間のEコマース市場の成長率は、およそ20%(参考:アジアで17%、北米で18%)と予測されており、大きな成長が期待されています。
メルカドリブレは、中南米のEコマース市場で圧倒的な成長を遂げています。
このような新興国の魅力的な市場へと投資しているのが、ネクストウィンです。
投資先としては、今後も大きなリターンを生んでくれることを期待できます。
次世代のGAFAMを発掘する可能性
ネクストウィンが投資対象に選ぶ企業は「将来のテクノロジー・リーダー」になれると期待される企業です。
つまり、現在でいうところのGoogleやApple、Amazonなどといった業界をリードする企業です。
もし投資しているテクノロジー企業が、GAFAMのような巨大企業にまで成長したらとんでもなく収益を上げることができます。
そこまでとは言わずとも、これから新たに生まれるテーマのリーダーとして業界を牽引するような企業への投資で期待できるリターンは非常に大きいです。
例えば、仮に「空飛ぶクルマ」を開発するような次世代企業が生まれれば、そこから生まれる収益は非常に大きくなるでしょう。ネクストウィンの投資企業のひとつが、「空飛ぶクルマ」を開発したら莫大な利益を受け取れるかもしれません。
このように将来のテクノロジーを牽引する企業が生まれれば、ネクストウィンの投資先としての魅力はかなり大きくなります。
まとめ:next WINは今後も魅力的な投資先
GSフューチャー・テクノロジー・リーダーズについて分析し紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
結論としては、オススメできる投資信託であると考えています。
最後にもう一度、この記事のポイントを確認しておきましょう。
○投資対象は将来のテクノロジー・リーダー
○次世代のGAFAMを発掘できれば莫大な収益が期待できる
最後まで読んでいただきありがとうございました。またお願いします。