こんにちは。フリーランス投資家のmaruです。
投資をしていて「もう株価は十分高いんじゃないの?」とか「高値掴みは怖いよ」と思う瞬間ありませんか?
私がズームビデオの株を購入するときの心境がまさにそうでした。そんな時思い出すようにしているのが証券会社時代の先輩からの「株式投資は時価評価です」という言葉です。
今回は時価評価のポイントを自戒の意味も込めて記事を書いていきたいと思います。
もくじ
過去なんて関係ない
過去の株価の推移をみて、高値掴みが怖いと感じることはよくあると思います。
例えば下のチャートを見るともう上がりすぎてるんじゃない?と思う人が結構いるかもしれません。
アップルの2006年半ばから2012年半ばまでのチャートです。このチャートだけを見ると確かに高値掴みに見えてしまいます。
しかしもうお分かりの方もいるかと思いますが、アップルはその後も上昇を続けました。
グラフの縦軸が違うので、最初の数年間はあまり上昇していないように見えますが、しっかり高値を更新してきています。
こうみると高値掴みは事前にわかるものではありません。もちろんテクニカル分析などでチャートに前兆があらわれることはあるかもしれませんが、長期的にみると需要のある銘柄はしっかり上がることが多いと考えられます。
現状と未来をしっかり認識する
先ほど例に出したアップルですが、2012年からのおよそ10年間で株価は約6倍になりました。
アップルの代表的製品はやはりiPhoneでしょう。スマートフォンの普及率は2012年2月時点で23.3%でした。その普及率は現在およそ8割まで伸びており、それに伴ってアップルの株価も上昇しています。
2012年時点での株価はそれまでの過去から考えると一見高値に見えますが、その後のスマートフォンの普及を考えれば評価は変わると思います。
ある企業に投資をしたい時はその企業のサービスや製品が「現状どうであるか」と「今後どうなっていくか」というのをしっかりイメージして評価していく必要があります。
銘柄選択に自信を持つ
銘柄を選ぶ際に「この企業のサービスは今後普及していくと思うけど株価は割高かも」と思うことはあります。実際私がズームの株を購入する際はそう感じていました。
実際、購入後にコロナウイルスのワクチン承認ニュースなどが出てズームの株価はどんどん下落しました。
それでも私はズームの提供しているサービスは長い目で見れば、普及すると信じています。10年後に笑っているのは私だと本気で思っています。
私たちが得ることのできる情報は過去のデータしかありませんが、大事なのは未来です。過去のデータから投資判断をしていたらアップル株の上昇の恩恵は受けられませんでした。過去のデータの精査はもちろんしつつ、未来についてイメージを膨らませることが重要だと思います。
ただし明らかな悪い材料を無視していいわけではないです。そうしたニュースは注意深くチェックしておく必要はあると考えています。
まとめ
今回は「株式投資は時価評価」という考え方について記事にしました。
過去のデータを踏まえる必要はありますが、それだけで割高と判断して投資をしないというのはもったいない場合があります。
銘柄研究でも過去を精査し今後の魅力をしっかり判断していこうと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。またお願いします。